コロナ禍に於いて

アフターコロナ禍の賃貸住宅事業

写真 昨年末より中国より発見された「新型コロナウィルス」は、瞬く間に日本を含めた世界中にパンデミック(爆発的感染)を引き起こし、諸外国では外出禁止令まで出され、人々は外出を控え、経済特に飲食業は相当なダメージを受け、一部の物品の品薄状態が続き、世界中の人々の心は落ち込みました。

上場企業や官公庁は、出社人数を減らし一部企業ではIT機器を全社員に配り、また本社機能を分散構築して在宅でも対処しているところもあります。
が、ほとんどの企業では社員の携帯と電子メール、FAXで現在をしのいでいるような状況です。
法人需要は昨年までは、3月・8月と新年度・下半期に備え、人事異動が発せられ、仲介業者は入居に間に合うよう大忙しで物件案内と書類作成に明け暮れておりましたが、今年は3月期は大幅減となり、8月期は持ち直したものの先行き不透明な状況です。

小中学校においては、私たちも経験したことが無いほどの休学が継続し、結果夏休みは極端に短縮されました。
ちょうど、出社自粛や在宅勤務を命ぜられたころと重なり、家族皆が昼間に在宅していることも普通になって来ました。

現在の第二波と呼ばれる状況においては、患者数は第一波時よりも少ないと言われ、若者の患者が多く軽症者が多いのがこの度の第二波の特徴と報道されていますが、医療現場にいらっしゃる関係者以外、本当の事を知る術はありません。

このような現況の中、私たち賃貸業に係る事業者とオーナー様の対応は、出社自粛や在宅勤務が普通となった事で、今迄住宅探しの大きなポイントであった「駅近」という条件の必要性が薄まり、御入居者様には、この点で人間にとって大切な「衣・食・住」の住の部分の決定要素が薄れ、これまで交通のアクセスの良くなかった物件には追い風が吹いているように一見見受けられます。
加えて、アフターコロナ禍の新生活スタイルに備え、既に注文住宅展示場やテレビCMでは新築戸建市場に於いては手洗い場を玄関に設けるなど数々の設備を導入しながら対応策を実現し、展示場に於いては殊更注目を浴びているようです。

私たち賃貸住宅関連業態も、既存マンションやアパート、文化住宅、貸家に至る迄何らかの策を講じ、新生活スタイルに備えなければ、消費者である御入居者様においても、見向きもされなくなるでしょう。

その点も充分に備えているというアピールをしなければ、御入居者様の目にも触れず、旧態依然とした物件のままで新生活スタイルを迎えることになり、益々集客が困難になって参ります。

詳細については、このホームページ上では記載できませんが、御説明にお伺いした折に、詳細にお伝えさせて頂きたく思います。
私たちが単なる賃貸住宅管理会社だけでは無く、コンサルティング業務も同じ会社の大きな柱としているところが御理解頂けると思いますので、是非現在の状況に御不安のあるオーナー様もご一報下さい。